この おはなし を よみました ♪
『のねずみ と いえねずみ』 いそっぷ どうわ
のねずみ と いえねずみ
のねずみ と いえねずみ とは、 とても なかよし でした。
いえねずみ は ともだち の のねずみ に よばれて、 ごちそう に なり に、 いそいそ と の へ でかけました。
ところが おおむぎ と こむぎ ばかり たべさせられた ので、 こう いいました。
「これじゃあ、 きみ、 まるで あり の せいかつ だ。
いえ へ くれば、 うまい もの が いっぱい ある から、 いっしょ に きて、 なんでも おあがり よ」
そこで にひき は、 すぐさま でかけました。
そして いえねずみ が みせた のは、 まめ や むぎ の ほか に、 やしのみ や、 ちーず や、 はちみつ や、 くだもの でした。
そこで のねずみ は びっくり して、 いえねずみ の くらし を たいそう ほめて、 み の ふしあわせ を なげき ました。
さて、 いよいよ ごちそう に て を だそう と した とき、 きゅう に にんげん が と を あけました。
ねずみ は おくびょう ですから、 にひき とも その おと に おどろいて かべ の われめ に とびこみました。
しばらく して、 こんどこそ ごちそう を たべよう と しました が、 また べつ の ひと が へや の なか へ はいって きました。
それ を みて、ねずみ は また あな に とびこんで かくれました。
そこで のねずみ は おなか の すいた こと など わすれて、 ためいき を つきながら いえねずみ に いいました。
「さようなら。
きみ は、あぶない め や、 こわい め に さんざん あいながら、 はら いっぱい たべて きげん よく それ を あじわって いるが、
わたし は いくら みじめ でも、 こわい め に あわずに、 おおむぎ や こむぎ を たべて のんき に くらして いくよ」
びくびく しながら ぜいたく するよりは、 ふつう に、のんびり いきて いる ほう が よい のです。
おしまい
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