この おはなし を よみました ♪
『 きよし この よる ものがたり』
せかい の むかしばなし おーすとりあ
きよし この よる ものがたり
みなさん も よく ごぞんじ の くりすます の うた
「きよし この よる」
この きょく は、 いま から やく 200ねん まえ、 おーすとりあ の にし、
うつくしい あるぷす の やまなみ に ちかい ちろる ちほう、 おーべるんどるふ と いう ところ で つくられた の だ そうです。
この むら の きょうかい には よーぜふ・もーる と いう しんぷさん が いました。
そして この きょうかい では まいとし あたらしい くりすます の うた を つくり はっぴょう する と いう しゅうかん が あった そうです。
もーるしんぷさん は、 ことし も あたらしい うた を つくろう と かんがえて いました。
ですが、 うた の かし と いう もの は そうそう かんたん に できる もの で も ありません。
それに この とし は もう ひとつ の しんぱいごと が ありました。
それは あき に むら は おおみず に おそわれ、 きょうかい の おるがん が みず に つかって こわれて しまって いる こと でした。
それでも もーるしんぷさん は くりすます・いぶ の あつまり の あと、 むら の ちかく の おか に のぼって、
こころ を しずめて、 し を かんがえる こと に しました。
-------------------------------------------------------
1 きよし この よる ほし は ひかり
すくい の みこ は まぶね の なか に
ねむりたもう いと やすく
----------------------------------------------------------
あるぷす の ほとり の そら には、 いっぱい に ほし が ひかって いました。
すもっぐ も ちきゅう おんだんか も まだ ありません。
「きれい だ な。 そうだ、 いえすさま が おうまれ に なった よる も、 きっと こんな ほし が ひかって いた に ちがいない。
すくいぬし いえすさま が おうまれ に なった よる は、 ひとつ の ほし だけ が、 あかるく かがやいて いました。
はかせたち は ひときわ かがやく おおきな ほし を みつけて、 いえすさま が おうまれ くださった こと を しり、
たび を はじめた こと が せいしょ に しるされて います。
---------------------------------------------------------
2 きよし この よる みつげ うけし
まきびとたち は みこ の みまえ に
ぬかずきぬ かしこみて
---------------------------------------------------------
すくいぬし きりすと おたんじょう の しらせ は、 よなか、 ねないで ひつじ の むれ の ばん を していた
ひつじかいたち に しらされ ました。
「きょう、 みなさん の ため に、 すくいぬし が おうまれ に なりました よ。
と ある かちくごや の かいばおけ の なか に、 ねかされて おられます よ」
そして、 かれら は さがし あてた の です。 その あかちゃん を。
せかい で はじめて、 すくいぬし に あった ひと たち が、 かれら だった の です。
------------------------------------------------------------
3 きよし この よる みこ の えみ に
めぐみ の みよ の あした の ひかり
かがやけり ほがらかに
------------------------------------------------------------
いえすさま が たんじょう した こと に よって、 だれ でも どんな ひと でも つみ が ゆるされ、
かみさま の こども に なれる すばらしい じだい が はじまった、 と うたいます。
もーる しんぷさん が、 「きよし この よる」 を かきあげる と、 もう くりすます の ひ の あけがた に なって いました。
しんぷさん は、 かれ の ともだち で しょうがっこう の せんせい を して いた ふらんつ・ぐるーばーさん の ところ へ いって、
いそいで めろでぃー を つくって くれる よう に たのみ ました。
ぐるーばーさん は きょうかい の おるがにすと でした。
めろでぃー を いそいで つくった ぐるーばーさん は、 くりすます の れいはい が はじまる まえ に きょうかい を たずね、
もーるさん と いっしょ に うたって みました。
まもなく くりすます の れいはい が はじまり ました。
あたらしい うた の はっぴょう です。
もーるさん が うたい ました。 ぐるーばーさん は、 おるがん は つかえなかった ので、
ぎたー で ばんそう を しながら、 ひくい おと を うたい ました。
いま では せかいじゅう で あいされて いる この 「きよし この よる」 は、 こんな ふう に して つくられた そうです。
ところで にほんご の やく には 2つ の ぱたーん が ある そう で、 いちばん ふるい 「さんびか」 の ばん では
1ばん は
----------------------------------------------------------------
「すくい の みこ は みはは の むね に
ねむりたもう ゆめやすく」
-----------------------------------------------------------------
と なって います。
みなさん に も、 すてき な くりすます が おとずれ ます よう に!
めりー くりすます!
(おしまい)
If you want to read the Japanese sentence with 漢字, click the the picture of story, please^^
Special thanks to [ やまひで牧師の心の窓 ]
ゆめよみ おはなし ひなたぼっこ
Yume-Yomi Ohanashi Hinatabokko
ほか の おはなし を よむ
Contents
*