この おはなし を よみました ♪
『 きびだんご 〜ももたろうさん の そのご〜』
にほん の むかしばなし えど こばなし
きびだんご 〜ももたろうさん の そのご〜
もも から うまれて おに たいじ を した ゆうめい な ももたろうさん の、 そのご の おはなし で ございます。
おにがしま での かつやく で すっかり ゆうめい に なった ももたろうさん は、
おに から うばいとった たからもの を うって とのさま の よう な せいかつ を して いました が、 ついに てもち の たからもの が なくなって しまいました。
そこで ももたろうさん は、 おじいさん と おばあさん に いいました。
「すみません が、 また、 きびだんご を つくって もらえません か。
こんど は りゅうぐう に いって、 りゅうぐう の たから を たっぷり いただいて まいります」
「よしよし、 がんばって、 たからもの を どっさり もって かえるんだ よ」
ももたろうさん は つくって もらった きびだんご を こし に さげる と、 いえ を でました。
ももたろうさん が しばらく いく と、 うきーっ、 うきききー と、 さる が やってきました。
「ももたろうさん、 ももたろうさん。 おひさしぶり です。 こんど は、 どちら に おいで です か?」
「おおっ、 さる どの か。 じつは りゅうぐう へ、 たからもの を とり に いく のだ」
「へーっ。 こんど は、 りゅうぐう ですかい。
あそこ には、 めずらしい たからもの が やま の ように ある と ききます から ね。
して、 れい の もの は ありますか?」
「もちろん。 さあ、 にっぽん いち の きびだんご だ。
ひとつ やる から、 おとも せい」
ももたろう は こし の ふくろ から きびだんご を ひとつ だして、 さる に やりました。
さる は きびだんご を て に とって、 ふしぎ そうに ながめて から いいました。
「ももたろうさん。 この きびだんご は まえ の に くらべる と、 ずいぶん と ちいさく なりました ねえ」
「うん。 ちかごろ は、 なにもかも ねあがり で な」
おしまい
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