この おはなし を よみました ♪
『 いっきゅう さん 』 にほん の むかしばなし
いっきゅう さん
むかし、 むかし きょうと に いっきゅうさん と いう あたま の いい おぼうさん が いました。
かれ の うわさ を きいて、 おとのさま は ためして やろう と おしろ に よびよせ ました。
「ひとつ そうだん が あるんじゃ。」 と おとのさま は いう と、 いっきゅうさん を おおきな とら が かいて ある ついたて の まえ に つれて いきました。
「じつ は、 まいばん よる に なる と、 この おおきな とら が ついたて から でて くる のじゃ。
いっきゅうさん よ、 とら を つかまえて もらいたい のじゃ。」
いっきゅうさん は ちょっと かんがえて から、 あたま に てぬぐい を まいて いいました。
「おとのさま、 わたし に とら を つかまえる なわ を ください。」
そして、 いっきゅうさん は なわ を もって、 ついたて の まえ で まちかまえ ました。
「おとのさま、 そこ に いて は きけん です。 ついたて の うしろ に まわって とら を おいだして ください。」
「なに! なんと もうす。 ついたて から とら を おいだせ と。」
「そのとおり です。 ぜひ おねがい いたします。 おいだして もらわなくては、 とら を つかまえられません。」
「うーむ。 まいった。」
おとのさま は いっきゅうさん の あたま の よさ を みとめない わけ に は いきません でした。
おしまい
If you want to read the Japanese sentence with 漢字, click the the picture of story, please^^
If you want to read the 漢字 + ふりがな, click!
Special thanks to [ Old Stories of Japan ]
ほかの おはなし を よむ
Contents
↑ もくじ のページ へ
*